ああっ。今日は夜にどうしてもやるべき急ぎの仕事がない!
ゆったりした時間が流れて幸せだなぁ。
というわけで、一気に3巻、4巻を読破。
やはり面白い。
でも、いちばん凄いのは、やはり作者本人です。
実録旅マンガなので、作者本人がキャラクターとして登場するわけですが、これは脚色があるとはいえ、本人の行動がベースになります。そして、怒ったり言い争ったりする当事者でもあります。それにも関わらず、それを客観的な視点からマンガに仕上げるという作業がきっちり行われています。これは、ある意味で「分裂した私」ということができますが、それをさらっと描ききっているのはやはり凄いなと思います。
ちなみに、絵の描き方のもある種の冴えが感じられます。p144~145の上に描かれた車両は、線を見ると曲がってゆがんでいます。しかし、全体のバランスが綺麗に取れているので、ぱっと見ると非常に気持ちよく見えます。
というわけで、新刊が出たらきっと買うでしょう。